雨竜沼湿原 北海道 | |
2014年7月15日(火) 昨日は夕張岳を終えた後は滝川市へ移動。市内の宿で疲れを癒す。翌日は暑寒別岳に登るつもりでいたが、つま先のダメージが酷くて夕張岳以上の長丁場にはとても耐えられそうにない。それでもせっかく来たのだからと、雨竜沼湿原だけでも散策することにした。 翌早朝、雨竜沼キャンプ場へと向かう。管理事務所で登山手続きを行い、環境整備協力金500円也を支払った。5時45分にゆっくり歩き出す。
足の調子は、昨日よりやや治まったとはいえ、まだ一歩一歩に痛みが走るので無理はできない。吊り橋を2回渡ってペンケペタン川沿いの道を登って行く。途中、白竜ノ滝を見学したりしながら、1時間少々で湿原の見晴らし台に着いた。 先に着いていた年配のハイカー達は、驚いたことに朝っぱらからもう酒盛りを始めていた。ほろ酔い加減で歩くと、狭い木道を踏み外すぞと余計な心配をしたくなる。
北海道の尾瀬沼といった感じの広大な湿原にはニッコウキスゲそっくりのエゾカンゾウの黄色の花が咲き誇っていた。後で調べると両者には微妙な違いはあるものの同じ種らしい。
湿原には時計回りに5Kmほどの木道が周回している。花を愛でながらのんびり散策していると足の痛みを忘れそうだ。それに正面の南暑寒別岳には終始雲がかかっており、今日は登らなくて正解と慰めてくれているかのよう。 周回を終えた後は往路を辿るが、これからが試練の始まり。下りになると、どうしてもつま先に負荷がかかるので痛みが走る。 牛歩の歩みで下っていると次から次にとハイカーが登ってくる。中にはガイドに引率された団体さんや小中学生の遠足があったりして大賑わい。静かな時間帯に湿原を散策できてラッキーだった。 10時ちょうどにキャンプ場に帰着。今回の遠征はこれで一段落。当初もう一山と目論んでいたが、足の状況からして到底無理な相談だ。明日はのんびり富良野観光でもしてから帰京することにしよう。 行動時間 4時間15分 |