赤石岳  大沢岳   中盛丸山    兎岳      百名山
百高山 
百高山
百高山
 

前日より

2017812日(土)

 この日は最終日。帰宅後に所要があるので遅くとも午前中に椹島に帰着せねばならない。標準
CT9時間20分。これをどこまで短縮できるかの勝負だ。昨日同様、午前3時前に起床し身支度を整えた。310分に山小屋を後にする。外に出てみると、先ほどまで屋根を叩く雨音がしていたのが噓のように、月や明けの明星が夜空に輝いていた。

 ヘッデンを頼りにテント場を抜け、ガレ場のように石がゴロゴロした登山道を登っていく。大沢岳分岐点を過ぎると、ここからは勝手知ったる道だ。

 森林限界を抜け暫くジグザグの厳しい登りに耐えると、平坦な百間平となり足を休めることができる。しかし、楽なのは馬の背まで。愈々最後の急登が始まる。それでも、文字通り雲中模索状態の昨日とは打って変わり、眺望に恵まれた今日は、モチベーションが全く違う。兎岳を初め、中盛丸山や大沢岳など前日に足跡を残した山々を眺めながらの登行は苦にならないのだ。



前日に歩いた兎岳へと続く山並み



百間平から馬の背辺り



赤石岳を見上げる


 5
45分に再び赤石岳の頂に立つことができた。ここまでノンストップだったので、5分ほど足を休めてから下山開始。次第にすれ違う登山者の数も多くなってきた。


富士山をバックに赤石岳山頂



荒川三山



奥茶臼山方面に落ちる滝雲



赤石岳を振り返る



トラバースする北沢源頭部 青に緑の美しいコラボだが、、、


 
730分、赤石小屋に到着。ここで大休止。行動食を摂って残りの行程に備えた。山小屋のスタッフに椹島のバス時刻を確認すると1030分とのこと。急げば何とか間に合いそうだ。小走りで下っていくが、大勢の登山者が間断なく登ってくるので、狭い山道、すれ違いがやっかいだ。待時間も馬鹿にならない。


あっという間にガスが上がってきて、、、



赤石小屋に着いたらこの有様


 休む間も惜しんで下り続け、
950分に無事椹島に帰着した。すぐに山小屋の領収書を提示してバスの整理券を確保しておいた。

 今回は、初日の出遅れが後々まで響き、押せ押せでえらく慌ただしい山歩きになってしまった。それでもピークハントの目標は無事果たせたし、最終日には山日和にも恵まれ、南アルプス最深部の夏山を堪能できた。達成感もひとしおだ。
さて最後に残った百高山は立山の剣御前。紅葉の季節にでもゆっくり片づけるかな。。。


行動時間  
6時間40
Map
 Track Weather  Map 
  トップ                              山歩き 
inserted by FC2 system