大台ケ原  奈良・三重県 1695m   百名山  
  


大峰山より続く

2011422

 行者環トンネルを抜け、曲がりくねった狭い道を対向車が来ないことを祈りながら下る。新伯母峰トンネルを抜けてすぐに左折、大台ケ原ドライブウエイに入った。雨はやむ気配もなく、高度が上がるに連れてガスがどんどん濃くなってきた。視界は10mあるかどうか。広大な駐車場には数えるほどしか車がとまっていない。こんな最悪の環境での山歩きはナンセンスだが、この機会を逃すと今度はいつになるかわからない。特に大台ケ原は地形的に雨の多い所で、晴れのチャンスに再訪できる保証が無いのでなおさらだ。今回は主峰の日出ヶ岳の山頂だけでも踏んでおくことにする。

 雨がそぼ降るなかをとぼとぼ歩く。道は立派に整備されていて登山道というより遊歩道だ。天気が良ければさぞかし気持ちの良いところだろうと思われる散歩道をゆっくり歩き、駐車場から
200mほどの標高差のある日出ヶ岳に着いた。覚悟はしていたが、風雨が酷い。もとより展望は何も期待していないが、一応展望台に上がってみた。すさまじい風に煽られて傘が一瞬で壊れてしまった。スタンプを押したつもりで、すぐに引き返す。1430分に駐車場に帰り着いた。1時間10分程度のお散歩で百名山一丁上がりとはおこがましいが、これにて大台ケ原を終えたことにする。


            立派な遊歩道                              熊野灘が見える展望台



            日出ヶ岳頂上への階段                           豪雨の山という解説



今回は残念、次回リベンジを目指すことにしよう


 再びハンドルを握り濃いガスのなかを引き返す。うんざりするような、くねくね道を再びドライブだ。再び行者環トンネルに差し掛かった。流石にこの時間になると行者環西口の駐車スペースには車は一台も無い。どんどんと下り続け、今日の宿、天川村の谷間にある民宿「大谷屋」に着いた。宿泊客は私だけだった。ゆったりとお風呂に浸かり暖かい夕食をたっぷり頂いた。愛想の良い女将が歓待してくれて実に居心地の良い宿だった。翌日は予報通りの大雨。一日停滞して日曜日にもう一山という手もあったが、一応百名山に関しては踏破できた(したことにした)ので帰宅することに決定。土砂降りの東名高速を休み休み走り、夕刻無事帰着した。



行動時間  1時間10
歩行時間   1時間10分

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