日光白根山  2578m 群馬・栃木県      百名山
 

2018年7月19日(木)

 梅雨明け以来連日の猛暑続き。進捗が足踏みしている二百名山巡りに注力したいのは山々だが、残る未踏33座はその殆どが標高2000m以下の山ばかり。何しろ「命にかかわる危険な暑さ」とのことなので、標高の低い山はとても歩く気にならない。

 そんな訳で、このところ北岳や赤岳など、自宅から200Km圏内のアプローチ容易な高山に涼を求めている。今回もその一環で久しぶりに日光白根山を歩くことにした。ちなみに百名山の記念すべき第一座目に選んだお気に入りの山でもある。

 標高1700mを越える出発地の菅沼は暑さ慣れした体には肌寒い程。すぐに脱ぐことになるのは分かってはいたが、ウインドブレーカを身に着けて駐車場を後にする。時刻は5時20分。


さらに奥にもPがあった


 この山は若い時も含めれば、今回で7回目。その殆どが紅葉時期や積雪期なので盛夏に歩くのは初めてだ。涼しいとは言え、やはり夏山。急登が始まるとすぐにウインドブレーカはお役御免となる。

 額から滴り落ちる汗を拭いながら登り続け、1時間15分ほどで阿弥陀池の畔に着いた。目の前にどーんと登場するはずの白根山は生憎ガスの中だ。


ガスの阿弥陀池


 阿弥陀池から一登りで座禅山との鞍部に着く。ここは丸沼スキー場方面との分岐点。来シーズンはスキーで山頂を目指したいものだ。山頂が近づくにつれ嘘のようにガスが晴れてきた。


見る見るガスが晴れていく



さらに近づくとこうなって、、、



めでたく雲散霧消



振り返れば、燧ヶ岳のツインピークが雲上に



前白根山 右端は女峰山だろうか


 歩き始めから2時間5分で白根山の頂に到着。貸し切りの山頂で軽くカロリー補給をして先へ進む。五色沼を見下ろしながらザレた急坂を慎重に下って行く。


山頂到着



五色沼を望む



白錫尾根方面



避難小屋へ下る途中より五色沼を望む



緑に囲まれた避難小屋


 避難小屋前で小休止し再び登り坂へ。前白根山直下の砂礫地帯にはコマクサが群生していた。残念ながらタイミングが少し遅かったようでピンクの花弁は赤黒く萎みかかっている。先日訪れた硫黄岳が見頃のピークだったようだ。


前白根山



盛りを過ぎたコマクサ



前白根山頂より


 前白根山からは五色山へと向かう。こんなお気楽な縦走路も雪が降れば状況は一変。同じところで8年前の冬、ツボ足ラッセルで大苦戦を強いられたことが懐かしく思い出される。


五色山へと向かう


 五色山山頂で白根山に別れを告げ、金精峠へと向かう。三々五々すれ違うのは、申し合わせたかのように中高年のおやじハイカーばかりだ。かく言う私もその一人なのだが。。。


湯元を俯瞰


 ロープと梯子の急斜面が一段落すると金精神社迄はもう一息。この分岐点から菅沼までは良く整備された緩い下り坂だ。11時を少し回ったところで菅沼に帰着。行動時間5時間45分と短時間ながら、いつも期待を裏切らないお気に入りの山で気持ちの良い汗を流すことができた。

 帰路、丸沼スキー場に立ち寄り、サマーゲレンデの様子を見学。平日、炎天下にも関わらず多くのスキーマニアで賑わっていた。



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