黒姫山BC   2053m 長野県            
 


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017年1月27日(金)

 3年ぶりとなる黒姫山。いつも黒姫高原スノーパークのリフトを利用して楽させてもらっているが、今回は趣向を変えて西側の大橋からアプローチしてみることにした。午後は寒冷前線通過に伴い山は荒れるとのことなので、残念ながら山頂まで足を伸ばすことは断念。外輪山までの偵察行だ。

 早朝6時30分に大橋の駐車スペースに一番乗りで到着。すぐに支度をし、日の出とともにハイクアップを開始する。周囲の雪景色は昨年3月に訪れた際とは様変わりだ。小屋の屋根にうず高く積もった雪を見れば一目瞭然、積雪量は昨年より明らかに多い。


大橋の駐車スペース 私が一番乗り



昨年よりは明らかに積雪量が多い


 前日には相当数の登山者が入山した模様で、トレースが深いU字溝になって残されていた。おかげで、足の運びは至ってスムーズ。佐渡山との分岐まで労せず着くことが出来た。しかし、ここから黒姫山方面へと向かった人は余りいないようだ。スノーシューのトレースが細々と続いているだけ、それも風化具合から前日以前のもののようだ。


青空がのぞき、天気はまだしばらくは持ちそうだ



左は佐渡山方面、ここを右に進路をとる



最初のうちはスノーシューのトレースがあったが、、、



いつしか消えてしまった


 暫くはこのトレースをなぞっていたが、やはりスノーシュー跡はスキーと相性が悪い。凸凹に辟易し、トレースを外れてマイペースで道をつけていくことにした。途中、うっかり左側の沢に寄り過ぎ、無用の登り返しを強いられてしまったのは未熟のなせる技。


高、乙の二人の妻が輝いている



標高1700m辺りで昨日のスノーシュートレースが合流


 標高1700m辺りで明らかに昨日のものと思われる真新しいスノーシューのトレースが合流してきた。どうやら古池を経由して登って来た登山者、それもツアーグループのものらしい。狭い尾根上に踏み跡がたくさん付いている。



疎林の良い雰囲気になってきた


 高度が上がるにつれ、樹林も次第に疎となってきた。その分日当たり、風当たりも良くなり、ブレーカブルクラスト所謂モナカの皮が立派に成長している。悪雪の苦手な私にとっては脅威だ。


外輪山に到着 御巣鷹山が目の前に聳えている


 最後は小さな雪庇を乗り越え外輪山の稜線に立った。ここまで3時間15分。周囲の木立は風避けの役には立ってくれていないようで、強い風が吹き抜けるのでとても長居はしていられない。少し下った雪庇の下で滑走準備を行った。


火打方面は木立で展望が今一つ



この先に黒姫山頂があるのだが、それは次回の宿題



風を避けるため少し下ってから滑降モードに換装



狭いところもあるがまずまずの疎林を滑降


 10時10分、滑降開始。懸念していた通り、のっけから不用意にモナカ畑に突っ込み、転倒してしまった。その後も、パウダーと思えば、いきなりモナカが現れたりするのでスキーの操作が中々難しいが、これぞ山スキーなので文句は言えない。それでも私好みのメローなツリーランが続くのでスキーが楽しい。


登路をなぞるように滑り降りた


 モナカを警戒して慎重に滑っても30分ほどで佐渡山分岐まで滑り降りた。後はU字溝の高速道を飛ばすだけ。11時ちょうどに車に帰着。もう一台車がとまっていたが、誰と会うこともなく、結局最後まで貸し切りの黒姫山だった。


行動時間  4時間15分


  
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