神楽ヶ峰BC  新潟県             
 


2015
12月25日(金)


 今年4月、火打山で大変お世話になったKさんのお誘いを受け、神楽に泊りがけで山&ゲレンデスキーを楽しんだ。和田小屋に一泊し、宿泊者の特権を大いに行使。翌日はリフト稼働直後から積もりたてパウダーのファーストトラックを多数、またニセ神楽からの滑降を二日間で3本も堪能できた。正に半世紀遅れの青春を謳歌したような二日間。Kさんはもとよりご同行頂いた地元のYさんにもこの場を借りて心より御礼を申し上げたい。

 25
日早朝、平日と荒天予報のためか、ガラガラのみつまた駐車場に早朝に到着。早速、事務所に立ち寄り和田小屋の宿泊申し込みと二日分のリフト券を入手する。〆て14200円也。

 身支度を整えた後は、始発の
RWに一番乗りしてスキー場上部をめざす。降雪直後とは言え暖冬の影響は覆い難い。周囲にブッシュの影は濃いし、ゴンドラへの連絡路には所々スノーマットが顔を出している。

 メインゲレンデに到着後は早速ザックを無料休憩所に預け、何本か足慣らし。
11時にYさんと合流しニセ神楽を目指す。底つきのする雪面ながら、久々に味わうサラサラの新雪の感触に思わず笑みがこぼれてしまう。


ハイクアップするYさんとKさん



 
Yさんが主導するコース取りはほぼ夏道通り。1時間15分ほどかけてニセ神楽の狭いピークに立った。早速シールをはがして第一回目の滑降開始。Yさんを先頭にKさんと続き、お二人とも見事なシュプールを描きながらかっとんで行く。


ニセ神楽のピークに最後の一登り



             Yさんと私(Kさん撮影)                          滑降開始(同左)


 私も持てる技の全てを総動員し、懸命についていくがどんどん引き離されてしまう。さらにツリーランとなると力量の差は歴然だ。第五リフト降り場までノンストップで降りてくると、私の太腿はもうパンパン。それでも何とか余力を振り絞ってお二人に追随。狭いこぶ斜面のリフト下を滑降してゲレンデへと戻った。
Yさんは滑降に10分もかかっていないのだろう。休憩所で涼しい顔で待っておられた。


パウダーを巻き上げるKさんの滑り


 続く第二ラウンドは
Kさんと二人で。一回目と同じコースを辿りニセ神楽のピーク下までハイクアップ。二回目の滑降はKさんには申し訳ないとは思いつつも、少々スローダウンしてもらい、降り積もる新雪の感触を楽しみながら下った。


行動時間  
8時間(ゲレンデ遊び含む)


20151226日(土)

 和田小屋は、山小屋と銘打ってはいるものの、清潔な寝具、入浴、シャワートイレ付きと快適そのもの。それに我々の他には横浜から来たご夫妻が二人だけと殆ど貸し切り状態で、とてもリッチな一夜を過ごすことが出来た。

 翌朝、窓辺から眺めるとスキー場にはかなりの降雪があった模様。圧雪車が走り回り、白一色となったゲレンデを慌ただしく整備している。

 午前
7時半、稼働を開始した第一高速リフトに飛び乗り、Kさんの案内で真っ新な非圧雪コースに二人してシュプールをつけていく。Kさんに取っては神楽は庭同然。連れて行って頂くスロープはどこも極上。場所によっては全く底つきせず、久しぶりにパウダーの浮遊感に思う存分酔いしれることができた。

 
10時に再びYさんと待ち合わせ、3人でニセ神楽へと向かう。昨晩からの積雪量は20㎝ほどだろうか。前日のトレースは完全にかき消され跡形もない。途中でリフト沿いに登ってきた団体さんに追いついたが、彼らは第五リフト降り場まで。そこで回れ右し滑降したようだ。


昨晩の降雪ですっかりリセットされた


 昨日と同様、夏道沿いにハイクアップを続け、ニセ神楽のピーク下に着いた。低気圧接近に伴う疑似好天のおかげだろう。すっかり白化粧した平標山や谷川山系の眺望が素晴らしい。


眺望が素晴らしい





谷川山系の山々


 
Kさん、Yさんとはそこでお別れし、先に降りて頂いた。私はマイペースでパウダーを心行くまで味わいつつゆっくり滑降する。

 前日と比べてブッシュは大分目立たなくなっているし、ウインドクラストしていた斜面も今日はすっかり新雪で覆われて絶好のパウダーコンディションになっていた。足への負担も少ないせいか余り疲労を感じることもなく、あっという間に第五リフトへ。調子に乗って休まずに滑降を続け、ゲレンデへと帰着した。


行動時間  
5時間(ゲレンデ遊び含む)


後記

 Yさんは冬の神楽を隅から隅まで知り尽くした主のようなお方。私より年長にも関わらず底知れぬパワーに圧倒された。それに山スキー道具やウエアについても経験に裏付けられた一家言をお持ちだった。お話しをうかがいながら大いに参考にさせて頂いた。それにしても神楽には年齢を感じさせない怪物のようなシニアが他にも大勢おられたのは嬉しい驚き。こうした諸先輩からも随分と希望と元気をもらったのだった。


  
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