塔ノ岳   1491m 神奈川県            
 


2017年1月3日(火)

 おせち料理は元日だけで十分。テレビを観ながら家でゴロゴロしているのはどうも性分に合わない。新年初滑りといきたいところだが、高速道はどこも帰省のUターンラッシュで大渋滞。そんな訳で今年も近くて良きお山、丹沢の塔ノ岳を歩くことにした。

 自宅から電車とバスを乗り継ぎ、2時間弱で大倉登山口に到着。皆考えることは同じとみえて渋沢駅からのバスはハイカーで満員だった。


              2年ぶりの丹沢                          冬の木漏れ日を浴びながら登る


 靴ひもをしっかり締め、7時25分、スタート。実はこれから登る大倉尾根は私の体力測定コースなのだ。前回の測定は2年前。その時のタイムは2時間10分だった。前々回も同タイムだったので、これが還暦過ぎの私の限界持久力ということだろう。


            気持ちの良い散歩道                            斜度が増してきた


 息が多少切れる程度の有酸素運動ぎりぎりのペースで登り始める。先行するハイカーには甚だ迷惑ながら、先を急ぐので次から次に道を譲って頂く。歩き始めて15分もすると、軽装、薄着にもかかわらず、額から滴る汗で眼鏡がびしょ濡れだ。


            この階段がきつい                               雪も出てきた


 左手に臨めるようになった富士山もそっちのけで先を急ぐ。このコースの鬼門は花立山荘近くの階段。ちょうど疲れが出始め頃に、この長くて急な階段が連続するのだ。開催中の箱根駅伝に例えれば5区のようなものか。これまでの緩やかな登りから一転して急坂になるので実に足に堪える。心肺機能もフル回転。恥も外聞もなく息をゼイゼイと弾ませながら次のステップへと足を引き上げる。


              塔ノ岳山頂



山頂到着 これが見たかった



丹沢山、その左奥は蛭ヶ岳


 次第に開ける展望も全て後回しにして、ひたすら登ることに専念した結果は、、、前回と同じ2時間10分。まずは良かったと言うべきか。体のパーツあちこち老化が進んでガタが来てはいるものの、何とか基礎体力だけは維持されているらしい。これで今年1年は心置きなく山を歩けるというものだ。


       鍋割山へ向かう気持ちの良い尾根道               皆手に持つのは鍋割山荘名物「鍋焼きうどん」


 本日のハードワークはこれにて終了、これから先は寛ぎタイムだ。封印を解いて今度こそ景色を楽しみながらランチをとった後は、久しぶりに鍋割山を散策。冬枯れの尾根歩きを満喫し、ゆっくり下山の途に就いたのだった。


行動時間  6時間5分



  
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