1023m 北海道 | |
2014年7月13日(日) 久々の北海道遠征。今回は3泊の予定で二百名山巡りを行うつもり。第一日目は早朝のフライトで羽田から新千歳空港へと飛び、レンタカーで樽前山へと向かう。 途中コンビニで弁当や飲料を調達するつもりだったのだが、どうしたわけかコンビニはおろか、自販機も見当たらない。仕方なく支笏湖畔の温泉街に寄り道してから登山口へ。 天気もまずまずの日曜日とあって広い駐車場は満車状態。はみ出た車が延々とアクセス道に路駐している。私は7合目ヒュッテ前にたまたま空いたスペースにとめることができたのでラッキーだった。
10時半に出発。樹林帯のなかは北海道といえども標高がさほど高くないので蒸し暑い。しかしそれも一時のこと。樹林帯を抜けて砂礫地へと出ると、通り抜ける風が心地よい。足元には、そこかしこにイワブクロの群落が。別名タルマエソウと称されるだけあって、辺り一面薄紫の花で埋め尽くされている。
これで眺望が良ければ文句なしなのだが、残念なことに先ほどまで見えていた外輪山はすっかりガスに包まれてしまった。45分ほどで樽前山(東山)の頂きに立った。
周回コースになっているので反対側からも続々とハイカーが登ってくる。スニーカー履きの家族連れ、じゃれ合う若いカップルなど、登山というイメージからは程遠い。札幌近郊のちょっとしたハイキングコース、東京で言えば高尾山や筑波山のような感覚なのだろうか。 視界が無いので余り気のりしないが、せっかくなので火口原を周回してみることにした。再び来た道を戻って西山へと向かう。7合目ヒュッテへの分岐からは途端に人通りが少なくなった。
樽前山神社奥宮を過ぎると、ほどなく周回コースと西山との分岐点。西山は周回コースからはちょっと外れた位置にあるのでピストンする。少々の登りで西山山頂に立った。嬉しいことにガスが少し晴れてきたようだ。火口原のドームの一端が垣間見えるようになってきた。
回れ右して再び分岐点へと戻り周遊を再開。視界が開けて支笏湖も眼下に望めるようになってきた。時折ドームもその奇怪な姿を現してくれる。
正面には932mピークが見えてきたが、ここは割愛して風不死岳との分岐へ直接向かう。右手には外輪山、左手には支笏湖方面の雄大な景色を眺めながらゆっくり下山し、午後1時過ぎに7合目へと戻った。
2時間半ほどのお手軽ハイキングながら、いかにも北海道らしい雄大な景色を楽しむことができた。それも早朝に800Km以上離れた東京を発ってのことなので感慨もひとしおだ。 行動時間 2時間30分 |