2020年3月3日(火)
新型コロナウイルスの感染が拡大しつつある昨今、密閉空間かつ不特定多数と道具を共有するような場所は避けるべしとのお達し。その典型例はスポーツジムだろう。これまで週に二、三回は通っていたジムだが、感染すれば大事に至る高齢者としては、どうしても足が遠のいてしまう。しかし家に籠って身体を動かさないでいればフラストレーションが溜まるばかり。
そうなると、解放空間かつ人に接することも稀な山に逃げ場を求めるのは自然の流れ。そんな訳で思い立ったらすぐに行ける近場の丹沢を散歩がてら歩くことにした。
久しぶりに塩水橋からサクッと丹沢山でも往復してみようと、自宅から70Km足らずの宮ケ瀬へ。ところが、ヤビツ峠へと向かう県道70号線の入り口にはバリケード、何と終日閉鎖との掲示。台風19号の襲来からもう半年にもなろうというのに、未だに復旧の目途がたっていないらしい。
代案としては長大な三峰尾根から丹沢山を目指すしかない。しかし片道11㎞もあるこの尾根の往復はまる一日仕事。午後は早々に帰宅しなければならない事情があったため、午前10時までと制限時間を設けて折り返すことにした。
宮ケ瀬湖の駐車場から歩き始めてすぐに目にしたのは鹿と猿の群れ。殆ど市街地といっても良い界隈に野生動物が闊歩している。イノシシのアーバン化も然り、人間の住処との境界線が近頃とみに揺らいでいるのかも知れないと改めて思う。
少々侘しい登山口
丹沢山への道程は遠い
気持ちの良い散歩道
見応えある雲海
エメラルドグリーンの宮ケ瀬湖
冬枯れの風情もいい
粋なデザインの高級サルノコシカケ
ここでタイムアップ 後1時間半頑張ればピークまで行けたのに残念
丹沢山?またの機会に
間もなくハイキング終了
結局三峰最初のピーク、標高1345mの本間ノ頭まで歩いたところでタイムアップ。〆て標高差1000m、距離16Kmのハイキングとなった。道中野生動物以外に出会ったのはカップルの登山者二組だけ。半日という限られた時間ながら、都会にいれば常に付きまとうコロナウイルスの不安を忘れて気持ちの良い汗をかくことが出来た。
行動時間 6時間40分
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