タカマタギBC  1529m 新潟県             
 


2022年3月25日(金)
 
 一度は歩きたいとかねがね心に秘めていたタカマタギ。3月初めの土樽からのアプローチは、残念ながら不発に終わってしまった。歳を重ねる都度衰える体力、行けるうちに行っておこうということで再挑戦することにした。今回はソロで二居から東谷山、日白山を経由してタカマタギを往復。天候に恵まれ、終始屏風のように眼前に立ちはだかる谷川岳の山並みを眺めながらの雪上ハイクは文句なしに素晴らしかった。

 今回選んだ足元のギアは、ステップソールのスキー、俗称うろこ板。日白山からタカマタギへのルートは、地形から見て緩やかなアップダウンが多いので最適と判断した。しかし山は実際に行ってみなければわからない。地図では読めなかった結構斜度のある小ピークや、風が作り出した雪面の大きな起伏に、うろこ板の登坂能力では太刀打ちできず苦戦。下りはスムーズでも登りでもたもたしているうちに、カンジキを履いて軽やかに歩く登山者に追い抜かれる始末。結局タカマタギからの帰路は、最初から最後までシールのお世話になってしまった。

 帰宅してからビール片手に、地図と自らが歩いたGPSトラックをじっくりと見比べてみた。分かったことはルーファイのお粗末さ。もっと大胆に雪庇の無い北西面の山腹を巻いていれば登り返しを最小化できてスキーの機動力を生かせたはずと反省しきり。チャンスがあればぜひ新たなルート取りを試してみたい。それまで足腰と気力を持てばですが。。。



田代スキー場に車を置かせてもらいスタート 除雪した雪塊を乗り越え二居集落をショートカット



朝の冷え込みで雪面はカチンコチン 二居峠でクトー装着



今年はこの痩せ尾根にも雪がたっぷり 雪が少ない時は左手の急斜面をトラバースせねばならず結構大変 



お馴染みの雪庇 今年は順調に育っている



緩やかな尾根歩き



東谷山山頂までもう一息



平標山から続く稜線 正面ピークは二居俣ノ頭 左手の鞍部からオープンバーンを滑降し下山



東谷山の頂きから苗場山を望む



シールオフして日白山へと向かう モデルはタカマタギまでご一緒した方



鞍部から日白山を振り返る 雪面はモナカなので慎重に滑降



日白山(正面右奥)



タカマタギを望む バックは巻機山



鞍部からはずっとシール登高



日白山山頂は谷川岳の大展望台



お馴染み平標山と仙ノ倉山



タカマタギを望む 手前のピークを巻かずに直登し苦戦



雪庇崩落は時間の問題



樹林帯は雪質よくスキーが楽しめた



ここも雪庇崩落間近



タカマタギの頂から巻機山方面  手前のピークが前回の到達点 棒立山




日本海が薄っすらと



振り返れば日白山は遥か彼方



やっと日白山に戻ってきた



人は多いがスキーヤーは一人もいなかった



タカマタギに別れを告げて、、、



滑降開始 左側には寄り過ぎないよう注意



手つかずのオープンバーンにお絵描き



あっという間に下の台地に到着



日白山にも別れを告げる



林道や除雪スペースは壁になっていて降りられない



林道を外れて緩々と滑降を続け、、、



結局、二居集落の国道沿いまで滑り降りてきた



Activity 8hrs
Gear   Voile V6BC 163cm / Scarpa F1 Tr、G3minimist 110mm


  
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