2016年2月20日(土)
群馬のKさんよりお誘いを受けて奥志賀のクラシックルート、竜王越えに初挑戦。焼額山から竜王スキー場経由小丸山へと辿るのが本来のコースだが、今回は焼額山と竜王スキーパーク間を往復するだけのShort
version。低気圧の接近に伴い、午後からの天候悪化は必至。これくらいの軽ハイクに止めておくのが正解だろう。
朝一番、プリンスホテル西館前のリフトに乗り、まずは手近な非圧雪コースを滑って足慣らし。ここしばらくまとまった降雪は無く悪雪を覚悟していたのに、日陰部分はまずまずのパウダーだった。モナカ恐怖症の私はこれで少し安心する。
その後、ツアーコースの出発点、第二ゴンドラの山頂駅へと向かう。流石はスキーリゾートのメッカ、志賀高原だけあって、標高2009mの焼額山の頂きに労せずして立つことが出来るのだ。
ツアーコースの案内 随分と高い位置にある(それほど雪が少ない?)
午前9時5分、ツアーコース入り。ものぐさをしてシールを付けなかったため、軽い登り勾配に逆ハの字や階段登行でのっけから汗をかかされた。Kさんはそんな私を尻目に、ウロコ板を武器にサクサクと進み涼しい顔だ。
樹林帯を抜け出ると広大な山頂に出る。湿原と稚児池はもちろん雪の下。この雪原を横切り、西斜面の樹林帯へと進む。ここから標高差150mほどのツリーラン。陽が当たらないせいか、重いながらもまずまずのパウダーが残っており、程よい斜度、樹間で快適なツリーランが楽しめた。
焼額山山頂雪原を行く
滑降するKさん
同上
このヘタッピなのは私
お愉しみは束の間。竜王山との鞍部へと下りきったところでシールを装着する。ここから竜王スキーパークへは標高差80mほどの緩斜面ハイクアップ。
シール登行を始めると、雪質がガラリと変化したのに気付いた。南向き斜面とあって、陽光をたっぷり浴びた雪面は立派なモナカか、カリカリのサンクラストを形成。この雪質では帰途の滑りが思いやられる。
竜王スキー場にシール登行
赤テープのマーキングに誘導され、30分ほどで竜王スキー場の最上部に到着。焼額から1時間20分ほど。ちょっとあっけないほど。
竜王スキー場に到着
このまま踵を返しても良いのだが、竜王スキー場をお試しで一本だけ滑り、再びツアーコースへと戻った。ここで懲りずに、またもやシール貼を手抜きをしたため、緩い登りに大汗をかかされる。Kさんにはウロコ板の威力をまざまざと見せつけられ、まずいことに完全消火したはずの物欲にまた火が灯ってしまった。。。
下り勾配になると心配していた通り、悪雪に泣かされるが、何とか転ばずに鞍部へと滑り降りることができた。今度こそシールを貼って焼額山へと登り返す。山頂からはスキー場を一気に滑降し、プリンスホテル西館へ帰着。時刻は12時50分。
4時間足らずとは言え、道中、変幻自在の雪質を体験できたし、K師匠のてほどきを受けたりして中身の濃いBCを楽しむことが出来た。Kさん、深謝です。
行動時間 3時間45分
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