2021年3月10日(水)
このところ首都圏の新型コロナ感染者数は下げ止まりになっている。自粛生活に疲れた庶民にとっては、強制力を伴わない緊急事態宣言はもはや伝家の宝刀とは言えないのだ。変異ウイルスの蔓延もあり、宣言があってもなくても、ワクチンが遍く行き渡るまでコロナと隣り合わせの長期戦が続くことになるのだろう。そんな中でかつて当たり前だった日常をどう取り戻すべきだろうか。
緊急事態宣言を受け私なりの拘りで自粛してきた山スキーだが、残り少ない余命と昨今の状況を顧みて再開することにした。勿論感染と遭難リスクを極力抑えることが大前提となる。その第一弾は根子岳。9年前にBCデビューを果たしたビギナー御用達の山だ。
トレーニングのためリフトは使わず、出発点も標高の低い日本ダボスからとした。その結果、獲得標高は目標の1000mには若干足りない955m。距離はまずまずの12Km。しかし、天候は生憎。滑降時はスキー場まで全行程ホワイトアウト、しかも冷え込みでバーンは凍結してガリガリの状態だった。
氷化バーンで殆どまともなスキーをさせてもらえず、また天も地も判然としない中でGPS頼りの尺取虫のような滑降となった。それでも山中完全に貸し切り状態。懸念していた足の痛みも再発せず、それなりに満足のいくBC再開第一号となった。
行動時間 5時間25分
6時25分ハイクアップ開始 行く先には生憎のガス
菅平で最上部となるリフト終点が見えてきた
根子岳上部は雲の中
四阿山も同様
ハイクアップ時は下界は晴れていた 前日までのシュプールが凍結して洗濯板に
雲の中に突入するとこの景色
やや薄日がさしていた山頂 この後完全にホワイトアウトに
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