2023年9月19日(火)
今年2月に負った右足の捻挫の後遺症は、思いのほか長引いた。ようやく痛みも治まり、そろそろ山に復帰しようかと考え始めた矢先、不覚にもロードバイクで転倒。今度は左の足腰をひどく痛めてしまった。そんなこんなで、山はお預けの辛い日々が続いていたが、この日、やっと長いトンネルから抜け出せた。
5ヵ月ぶりに歩いたのは、八ヶ岳の根石岳。標高差700m程度の軽いハイキング、、、のつもりだったが、休眠中に山歩きに必要な筋肉は、すっかり脂肪に置き換わってしまったらしい。標高差2000m以上の富士登山と変わらないくらい、やせ細った筋肉を酷使する羽目に。それでも、下界の酷暑が嘘のような冷涼で爽やかな空気に包まれ、北八ヶ岳らしい苔の造形美を存分に楽しむことが出来た。
それと今回は何と家内が山デビュー。どういった心境の変化かわからないが、山で万一の際、頼りになる介添え役の登場は大いに歓迎したい。山スキーを除くと、これまでソロが殆どの「私の山歩き」に、新味が加わりそうな予感がしてきた。これも、もう一つの収穫かな。
6:10 桜平中段の駐車場からスタート
久しぶりの山歩き 肩で息をしながら到着した夏沢鉱泉は14年ぶり
苔むした散歩道を行く オーレン小屋からは、箕冠山へのダイレクトルートへ
展望ゼロの箕冠山山頂
ちょっとお疲れモード でもビギナーにしてはよく頑張った
根石岳、その先には西天狗岳が見えていたが、、、
あっという間にガスがかかり、天狗岳は雲の中。
そんな訳で、東天狗岳まで足を延ばす腹案は取りやめて、
来た道を戻ることに 根石小屋付近の鞍部はいつ来ても強風の通り道
帰路は夏沢峠経由 振り返るとこの景色 ちょっと早まったかな
硫黄岳の噴火口が大迫力
久しぶりの夏沢峠 ここからオーレン小屋へと下る
自然が織りなす苔の庭園を愛でながら下山する
ちょっと不気味、それでいて愛らしくもあるような
人工的な庭園ではとても太刀打ちできそうにない
木漏れ日と苔が見事に調和
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