前武尊山BC   2014m 群馬県            
 


2022年2月1日(火)

 年が明けてから山に足を運んだのは年初の一回だけ。やんごとなき用事により、雪山が遠くなってしまった。という訳でほぼ一ヶ月ぶりの山歩き。山脚がすっかりなまっている不安もあり、軽めのメニューということで勝手知ったる前武尊に向かうことにした。このお山には過去4回訪れているが、いずれも山頂から荒砥沢、登り返して十二沢を滑降してゲレンデへというワンパターン。ほぼルーチン化したこのコースを飽くことなく今回もなぞることにした。

 朝一のリフトを乗り継いでゲレンデトップへ直行し、ハイクアップ開始。前日までのトレースは完全にリセットされており、いきなりの脛から膝ラッセル。どうやら板の選択を間違えた。ファットを履いてきたが、トップが埋もれて雪面に出てこない。 Pon2oonにすれば良かったと後悔するが、後の祭り。それでも無垢の雪面に好きなように足跡を残せるのは久しぶり。体力的にはきつくても心はウキウキの楽しい作業。無心になってラッセルを続け、5年ぶりに前武尊の頂に立った。

 冷たい風に急かされて早速シールオフ。川場剣ヶ峰との鞍部まで降りて荒砥沢源頭部へと滑り込んだ。ディープパウダーのフェースショットを浴びながら、標高差300mはあっという間。北東面にあるこの沢はいつ来ても期待を裏切らない。標高1700m辺りまで滑り降りて大休止。

 軽くランチを摂って登り返しスタート。その頃になってようやく後続が何人も滑り降りてきた。最初のうちは自ら付けたシュプールを辿っていたが、フォールラインがきつくてやはり登りには使えない。シュプールを外れてまた脛膝ラッセル再開。残念ながら後続は見え隠れしながらも、なかなか追いついてこない。結局1時間半かけてのソロラッセルで、前武尊の頂に復帰した。

 日当たりの良い十二沢はモナカ地獄かと思いきや、気温が低かったせいかまだパウダーが生きており、この2ndラウンドも十分楽しめた。久々のBCでどうなるか正直心配だったが杞憂だったようだ。一安心。この調子で気力体力を維持できれば、この先もう暫く雪山で遊べそうだ。



行動時間 5時間



ゲレンデトップからハイクアップ開始



前日までのトレースは完全にリセット 無垢の雪原が美しい



積雪量は平年並みだろうか



台座が埋まっていないので例年より雪が少ない?



ちなみに5年前の2月1日はこんな感じ



川場剣ヶ峰との鞍部へ向かう



メローなツリーラン



荒砥沢が右に大きくドッグレッグする辺りで滑降ストップ



最高でした



登り返しの途中で撮影 一番右のシュプールが私の



稜線に登り上げた



前武尊からの眺望



同上


  
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