前武尊山BC   2014m 群馬県            
 


2017年2月14日(火)

 強い冬型気圧配置の影響で新潟や長野県北部は連日の大雪。自宅からのアクセスが良く、比較的天気に恵まれていそうな山となるとやはり上州武尊山界隈になってしまう。そんな訳で今月二回目となる前武尊へ。

 午前8時前におぐな武尊スキー場に到着。ここも大雪の影響を免れなかったようだ。除雪に手間取っているのか、この日は中々リフトが動かない。最上部の第6ペアリフトも止まったまま。仕方がないので、オフピステを何本か滑り時間をつぶす。


狙い通りの好天                       リフト終点 新雪でノートレース


 午前10時近くなってようやく動き出したリフトでゲレンデトップへ。前回同様、リフト降り場周辺は高い雪壁に囲まれていた。

 先行するのは山スキーヤー二人組。彼等は左手から急斜面を巻くようにして斜面に取り付いていった。私はいつものように右手のリフト脇から。まるで底なし沼へ踏み込んだようで、いきなり膝ラッセルとなる。程なくして先行のトレースに合流し一息ついた。


ラッセルに励む二人組


 楽できたのも束の間、すぐに深雪と格闘中の二人組に追いついてしまった。お礼を言って今度は私がトップ。その後も3人でラッセルを回したので、50分足らずで前武尊山頂に着くことができた。


川場剣ヶ峰との鞍部へ滑り降りる


 十二沢を降りる彼等と別れ、私は荒砥沢へと向かう。登り返しのラッセルが辛そうなので、適当なところで切り上げないと後で泣きを見ることになりそうだ。しかし良質のパウダースノーの貸し切りゲレンデを前にして理性が働いたのはそこまで。いざ滑りだすと脳みそはすっかり麻痺。歯止めが効かず、結局標高差で300m近く滑り降りてしまった。


鞍部より荒砥沢を望む 天気は下り坂



プライベートゲレンデを滑る



登り返しの途中から自分のシュプールを振り返る


 再びシール登行を始めるが、明らかに前回より雪が深い。脛から膝ラッセルを黙々と続ける。標高1900mを越えた辺りで異変が。どうもスリップすると足元を見ると、シールのテールフックが外れている。シールの半分ほどが雪まみれの状態だ。グリューは全く用をなさなくなっている。

 この深雪でつぼ足は論外。何とか直すしかない。常に携帯している強力ガムテープでシールを板に強制固定してみた。歩き出すと中々具合が宜しい。暫くすると、もう一方のシールも同じ状況になったので、これもガムテープでぐるぐる巻きにして補修。そんなこんなで前回1時間で済んだ登り返しが、倍の2時間がかりとなってしまった。

 再び踏んだ前武尊山頂でシールオフ。スキーヤーやボーダーのシュプールでズタズタになった十二沢を滑り降りてスキー場に復帰した。


十二沢を滑り降りる


 今回使用したのはポモカのシールだが、以前もテールフックのトラブルに泣かされた経緯がある。私の使い方が悪いせいかも知れないが、どうもポモカのテールフックはちゃちで今一つ。やはりG3やBDのようにがっちりしたものの方が信頼がおけると思うのだが。。。いずれにしても次回のBCまでに何らかの対策を打つつもり。


行動時間  4時間


  
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