2021年10月23日(土)
中国の古典的医学書「黄帝内経」によれば、女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢になったとき体に変化が現れるそうな。年を重ね、8n(n=9)の年齢になった私もずばりその変化の年。加齢で劣化する体のパーツを俗に「ハメ××」と言うらしい。最後の××はとっくにお役御免なのでともかく、歯と目のメンテナンスが待ったなしの状況で、治療にかまけているうちに涼しく不快な虫もおらず山歩きには最も快適な10月も残りわずかになってしまった。
そんな折、このところの冷え込みで山から雪の便りが届くと、居ても立っても居られない。矢も楯もたまらず、この週末降雪直後のタイミングを狙って南アルプスの前衛、観音岳を歩いてきた。
青木鉱泉からドンドコ沢から登り、鳳凰三山を周回し中道を下山するのが例年の定番コースなのだが、人流を警戒して今回は半分にショートカット。人通りの少ない中道から観音岳を往復するだけにした。それでも結果は期待以上。抜ける様な青空の下、冠雪した白峰三山の大パノラマを眺めながら新雪を踏みしめ、大満足の山歩きとなった。薬師岳の稜線では足がよろめくほど寒風の洗礼も受け、愈々スキーシーズン到来が間近に迫っていることも実感できた。もっとも、山スキーの相棒Kさんに至っては、早くもシーズンイン済み。火打山で初滑りを楽しんだのだとか。体のメンテナンスは一段落したので、今度はそろそろスキー道具のメンテナンスにかからねば、、、。
行動時間 8時間10分
4時50分、暗闇の中スタート ようやく夜明けを迎えた
急登の続く中道の登山道で唯一リラックスできるところ
樹林帯の急登にかかると雪が出てきた
ここで小休止
久しぶりの雪道にわくわく
薬師岳に到着 指が邪魔して北岳が見えない
改めて白峰三山
観音岳へ向かう
山頂到着 しばらく独り占め
観音岳山頂から白根三山
仙丈ヶ岳
残念ながら甲斐駒には雲がかかっている
八ヶ岳も雲の中 雪は殆ど見えない
富士山をアップで
ここでは紅葉はまだ始まったばかり、、、なのに新雪とは
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