神楽ヶ峰BC             


2014
1230日(月)


 月面のように岩だらけで乾燥しきったアンデス山中にしばらく暮らして、つくづく思ったことは、標高こそ高くなくとも季節を問わずしっとり潤いのある日本の山の素晴らしさだった。帰国して4日目、まだ時差ボケも解消しないうちに長距離を運転するのはどうかと思ったが、矢も盾もたまらず関越道に車を走らせた。行き先は過去2シーズン何度もお世話になった神楽ヶ峰だ。

 朝
7時半始発のロープウェイはタッチの差で間に合わず。長蛇の列に並んで次の便でかぐらスキー場へと向かう。ゴンドラ、第3ロマンスリフトと乗り継いで最上部へ。今シーズン下ろしたての超軽量ブーツ、ダイナフィットTLT6との相性を確認するためゲレンデを2回滑ってみた。

 私の足前レベルではどんなブーツでも大差ないという情けない事実を確認できたので、躊躇なく山スキーにスイッチ。シールも今シーズンからはポモカから
G3に変えてみた。

 立ち入り禁止のバナーをくぐってハイクアップ開始。多くの山スキーヤーやボーダーが先週末から入っていると見えて立派なトレースが縦横無尽に走っている。ラッセル不要の高速道路のようなもので楽さをさせてもらった。アンデスでボロボロになった鍛えた体調は申し分なし、何パーティかを追い抜いて毎度お馴染みの中尾根のピークに立った。


      中尾根のピーク、滑降の準備をするパーティ                 一年ぶりの真っ白な苗場山  


 昨年登った清八ノ頭の白い三角形にはピークに迫るパーティも見えて、思わず我もと思うも今日のところは試運転、これ以上の深入りは止めて滑り降りることにした。ピークからすぐに白樺沢へ滑り込み、全くシュプールのついていないモンスターのツリーランを楽しむ。一年ぶりの申し分無いパウダーに大感激。


        あるのは動物の足跡だけ                              最高のパウダー



       かなりギタギタ状態だがそれでも楽しい                降りてみれば中尾根は無残な傷跡だらけ


 沢の下部に近づくに連れて先行シュプールが何本も交差するようになってきたが、深い轍もふかふかの新雪で全く邪魔にならない。沢筋に下りきったところでお楽しみは終了。その後は消化試合のようなものでブッシュの濃い沢沿いを枝を避けつつ高度を下げ、和田小屋上部のゲレンデへと出た。

 和田小屋で早目の昼食、その後は午前券のリミット、午後1時近くまでゲレンデで遊び、大満足のうちに今シーズンの初滑りを終えたのだった。

 
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