2021年11月4日(木)
ここ何年も毎年の恒例行事になってしまった「雪景色」詣でがある。西丹沢からの冬富士、鳳凰三山からの雪化粧した白峰三山、そして常念岳からの秋の槍穂高の三つ。少々マンネリ気味ながら、なぜかこの季節になると足が向いてしまう。今年は檜洞丸と観音岳に登って富士山と白峰三山にはお目通りができたので、残るは常念岳だけとなった。そんな訳で、間違いなく晴天が約束されたこの日、安曇野へと向かうことに。
早朝4時35分に一ノ沢をスタート。午後1時前には下山し地場の秋野菜と新そばを賞味するつもりだったのだが、車に帰着したのは午後3時近くと完全に予定オーバー。帰宅を急ぐ事情もあり、残念ながらお楽しみは見送りとなった。冬山のトレーニングも兼ねるつもりで重い冬靴と冬装備を背負ったせい、、、と思いたいが、やはり寄る年波には勝てず体力の衰えは避けて通れないようだ。
過去の記録をおさらいすると、最速は同じコースを7時間、それが今回は10時間を越えている。60歳台前半には標準CTの7掛けで往復できたものが、後半には8掛けとなり、古希を迎えてからは標準CTオーバーと確実にペースダウンの歩みが数字となって現れている。
一つ救いになるのは、時間はかかるようになっても、疲労感の程度は以前と変わらず身動きが辛くなるほど「バテる」ことは無いこと。老化を司るDNAが、心肺機能など身体に無理させないようにスピードコントロールでもしてくれているのだろうか。いずれにせよ前期高齢者でいるうちは、もう少し山歩きやスキーを頑張って続けてみるかな。身の程わきまえず若者向けのアウトドア用SUVに乗り換えたことだし。。。
行動時間10時間15分
朝日を迎える 期待通りの雲一つない青空だ
雪化粧した常念岳
小沢をいくつも渡るのに、どこも橋が流されており飛び石が強いられる
常念乗越までもうひと頑張り
これが見たかった 常念小屋は10月末日で営業終了
いよいよ最後の登り チェーンスパイクにしてみたが問題なし(アイゼンはバックパックの重し)
風も穏やか、貸し切りの山頂で優雅なランチタイム
改めて槍穂高の雄姿
白馬方面を望む
頚城の山々も真っ白
穂高三兄弟
蝶ヶ岳方面にはガス
乗鞍岳もかなり冠雪、御岳山はそれほどでもない
眺望には十二分に満足したので下山開始
猿がお見送り 近づいても逃げようともしない
駐車場付近は紅葉真っ盛り
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