2023年4月28日(金)
今年も丹沢にツツジの季節がやってきた。例年より季節の進行が2週間は早そうなので、激込みが予想される大型連休前にお気に入りの花の楽園、西丹沢の石棚山稜を散策することにした。気掛かりは足の捻挫。負傷してから2ヶ月を過ぎたにも関わらず、左右を比較すると明らかに右足首には浮腫みが残っていること。足首をがっちり固定する山スキーでは問題無くても、段違いに負荷の大きい「歩き」にどこまで耐えられるだろうか。このテストも兼ねる山歩きになりそうだ。
結論から言うと、お目当てのシロヤシオ、アカヤシオはまだ蕾の状態で期待外れ。唯一日当たりの良い石棚山稜の稜線付近で、3分咲きのシロヤシオに出会えたのが救いだった。本命にはふられてしまったが、代わって登山道脇を黄色で彩るツルキンバイや、ピンクが鮮やかなミツバツツジなどが道中目を楽しませてくれた。
足の方はというと、登りでは全く問題なし。1000mの標高差の登りでも音を上げることなく耐えてくれた。しかし足にGがかかる下りになると話は別。稜線のアップダウンで次第に違和感、そのうち鈍痛を覚えるようになり、急坂の下りでは足の置きようによっては鋭い痛みが走るようになった。歩幅を伸ばすと痛みが増すので、左足が一歩、右足が半歩といった状態で著しくペースダウン。さらに負担の増した左足の膝までおかしくなってきた。それでも標高が下がるほどに緑際立つ散策路に癒されつつ亀の歩みを続け、何とか西丹沢VCに安着することができた。
かくして足のテストは不合格。山歩きへの完全復帰は、残念ながらしばらくお預けになりそうだ。
箒沢公園 ここが今日の出発点
標高700mから胸を突く急登が標高差500m続く
稜線は公園の趣き
お目当てのシロヤシオ
この時期のコバイケイソウは新緑の葉が美しい
ツルキンバイのグランドカバー
ミツバツツジ
この眺めもお目当て 雪はまだたっぷりで、6合目辺りまで滑走できそう
足の痛みを新緑に癒されながら下山
ゴーラ沢の出合い
緑の回廊を抜け、西丹沢VCまでもう一息
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