2018年4月12日(木)
毎週のように山に通っていると、高速道路の走行時間が長いせいかどうしても飛び石による被害が多くなる。運動エネルギーは速度の二乗に比例するので仕方の無いこととはいえ、フロントガラスの小さなひびやフェンダーのえくぼは日常茶飯事。リペアキットでこまめに補修していたのだが、車検前整備で目立たないところに2㎝ほどのひび割れができていたことが判明。リペアの限界を越えている由で、このままでは無論車検は通らない。止む無く愛車を入院させ、ガラスの全面交換という大手術になってしまった。
思い起こせば、先代の車もやはり車検直前にフロントガラスにひびが入り交換せざるを得なくなったことがあった。車も山道具同様、命を託すかけがえのないもの。財布の痛みは辛いが、老後を豊かにする必要経費と思えば出費は致し方ない。
そんな訳で今回は足が無いのでスキーはお休み。代わりに公共交通機関を利用して近場の良きお山、丹沢を歩くことにした。檜洞丸から蛭ヶ岳までは丹沢主稜、蛭ヶ岳から丹沢山経由、塔ノ岳は丹沢主脈と呼ぶらしい。主稜と主脈とでは何がどう違うのか分からないが、これらをセットにしてワンデイで結んでしまう、言わば西丹沢から東丹沢にかけての稜線一筆書きにチャレンジしてみることにした。
午前8時35分 西丹沢ビジターセンターを出発
新緑と山桜のコラボが見事
ミツバツツジも見頃
ゴーラ沢の水量は少なく石伝いに簡単に渡渉できた
富士山は残雪豊富
コバイケイソウ群生地
檜洞丸山頂
青ヶ岳山荘は冗談のように真っ青
アセビも満開
蛭ヶ岳 意外にも雪渓が残っていた
蛭ヶ岳山頂より丹沢山を望む
この辺りはまだ冬枯れ状態
ここまでで相当足にきている
塔ノ岳を目指して歩き続ける
やっと最後の山頂 塔ノ岳 ここから大倉まで7Kmもありウンザリ
階段を延々と下る 太腿が悲鳴
実際に歩いてみた結果は予想以上にタフだった。標高1500m前後の低山とは言え、距離22Km、獲得累積標高2300mは決して甘くは無い。半袖下着一枚になっても汗が滴り落ちる暑さにも参った。10時間に及ぶハードワーク。スタートが8時30分と遅かったために大倉到着は午後6時25分。日がとっぷり暮れてしまった。
翌日はお決まりの筋肉痛。階段の上り下りが辛い。ともあれ、歳はとってもロングウォークに耐えられたことは率直に嬉しい。多少の自信につながったことも事実。5月の連休に北アルプス黒部源流域辺りで少し頑張ってみるかな。
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