檜洞丸    1601m 神奈川県        
      

2017年5月31日(水)

 昨年同時期に訪れて大当たりだった檜洞丸のシロヤシオ。今年も期待を胸にツツジ新道を歩いてみた。花付きは今一つながら、新緑とのコラボは見事だったし、夏山に向け良いトレーニングになった。

 午後からは天気が崩れそうなので、午前中が勝負となる。近場にも関わらず、3時30分に自宅を出発。日が登る前に西丹沢自然教室前のPに車をとめた。平日、しかも朝が早いというのに、既に先客が10台ほど。流石は神奈川花の名所百選に選ばれるだけのことはある。


西丹沢自然教室


 食事、トイレなどリチュアルを済ませ、5時10分に車を後にした。ここは何度も訪れているし、漫然と歩くだけでは芸が無い。年甲斐もなくトレーニングがてら前年の記録塗り替えにチャレンジしてみることに。ところが、少し足の運びを早くすると途端に息が上がってしまう。脚に心肺がついて来ないのだ。歳相応の無理のないペースに落とすことにしよう。


ツツジ新道登山口 以前は無かった熊注意の看板 丹沢にも熊が。。。



ゴーラ沢出合 水量は少ない


 ゴーラ沢出合を過ぎると、いよいよ胸を突く急登が始まる。汗が滝のように流れ落ち、眼鏡に滴る。早朝にも関わらず既に25°Cを越えているのではなかろうか。予報に依れば湿度も高いとのこと。まるで盛夏の低山を歩いているかのようだ。

 標高1200mを越えた辺りから、ポツポツとツツジを目にするようになった。タイミングを見誤ったようで、少し盛りを過ぎているらしい。登山道には花びらが沢山散っていた。もっとも見ごたえがあったのは山頂直下だった。









 山頂到着は7時30分。出発から2時間20分、大汗かいた甲斐あって、昨年より15分短縮できたと他愛ない自己満足に浸った。帰宅後、家内に話すと「年寄りの冷や水。バッカじゃないの」と一蹴されたのだが。



思ったより雪がある


 帰路は未踏の石棚山稜を歩くことにした。新緑のブナ林が美しい尾根筋ながら、細かなアップダウンが続き、中々標高が落ちない。その分を一気に取り戻すかのように板小屋沢ノ頭からは、南アルプスを彷彿させる標高差500mの激下り。ここしばらく、スキーばかりで歩いて下ることが無かった所為か、思いのほか堪えた。


細かなアップダウンが続く石棚山稜



手入れの行き届いた公園の遊歩道のよう


 この激下りは板小屋沢で一段落。その後は渓流沿いに下り続け、箒沢公園橋で文明社会に戻った。後は消化試合。舗装道路を緩やかに登り、10時30分、西丹沢自然教室に帰着した。


自然教室前に溢れる車


 丹沢は自宅から100km圏内のお手軽な山。花見もそこそこ楽しめ、気持ちの良い汗をかくことが出来た。それに富士山にまだかなりの残雪があることが分かったことも収穫の一つ。前回の毛勝岳で終えたはずの板納めなのだが、さてどうしたものだろうか。。。


行動時間  5時間20分


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