榛名山  群馬県 1390m(榛名富士)   二百名山 
  

2011226

 浅間隠山を下山後、再びハンドルを握り高崎方面に向けてしばらく来た道を引き返す。標識に従って33号線に入り、しばらく山道を登っていくと、しめ縄のお飾りをつけたそそり立つ岩峰があった。あろうことか男の象徴の名前がついていたので笑ってしまう。榛名神社を過ぎると、その先に全面凍結した榛名湖が見えてきた。湖畔を反時計方向に1/4周ほど回り榛名富士の麓の無料駐車場に車を止めた。ところで榛名山というのはこの辺りの山域の総称であり、ずばりその名を冠した山は無い。ガイドブックでは榛名富士を象徴として案内しているが、人によっては榛名山域最高峰の掃部ヶ岳1449mに登って二百名山クリアとしているらしい。何とか名山は所詮自己満足の類なので、どちらでも構わないのだが、今回はガイドブックに準じて榛名富士に登ることにした。車を後にして歩き出したものの、登山口らしい案内が見当たらない。大体の見当をつけて歩いていくと登山道に行き合った。南側に面しているせいか、雪はそれほどついていない。登山道はぬかるんでいるようにも見えるが、表面だけがうっすら融けている状態でなかは凍っているので足場はしっかりしている。


           登山口には雪がほとんどついていない                 登るにつれて雪が現れてきた



 山腹を巻くように高度を上げていく。途中、ロープウエイに近づいて通過するゴンドラを仰ぎ見る箇所があった。乗客の姿は見えない。歩き始めて僅か
40分ほどでRWの頂上駅に着いた。頂上はここから少し登った所にある。山頂神社には年配のハイカーが休んでいた。アイゼンにピッケルの完全装備だ。これから一旦湖畔まで降りて、烏帽子岳に登るとのこと。天気は良いのだが、全体に霞がかかっているので、頂上からの展望にはあまり見るべきものが無かった。正面に見える相馬山(おそらく)のとんがった山容がちょっと気になったくらいか。観光客の老夫妻が息をはずませて登ってきて写真をとってすぐに降りて行った。私も下山しよう。下山路は先ほどのハイカー氏と同じく榛名湖温泉へと通じる北側の登山道とした。日が当らないせいか、往路とは打って変わって雪が深い。先ほどの登山者にはすぐに追いついた。先を行かせてもらう。登山道には脛から膝あたりまでもぐる踏み跡が残っているが、おそらく単独のハイカーだ。先行者の踏み跡通りに足を乗せれば沈まないが、歩幅が合わないので、自分もぼこぼこと踏み抜きながら下った。下った先は榛名湖温泉、ここから湖畔沿いに歩き駐車場へと向かった。



          人気のないロープウエイ山頂駅                      山頂神社までもう一息



                頂上神社                             嘘のように深い雪の下り     



           榛名温泉近くに下山                            すっかり凍結した榛名湖


行動時間              1時間40
歩行時間              1時間20


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