大源太山  1598m 新潟県       
 

2021年9月23日(木)

 ヤマレコには紅葉の便りがちらほら目につく。今秋は色づきが例年より早いらしい。そろそろ見頃を迎える東北の山や北アルプスを歩いてみたいが、コロナ自粛の折、あまり遠出はしたくない。という訳で今回も自宅から200Km圏内、かつ人出が予想されるメジャーなコースを避けるという条件で絞り込み、上越のマッターホルンこと、大源太山を歩くことにした。紅葉には少々早過ぎても、真っ赤に熟したナナカマドの実くらいは出迎えてくれるだろう。

 ちなみにナナカマドは漢字で「七竈」と書く。木質が固くて七日間竈に入れても燃えないのでそう命名されたそうな(実際にはよく燃えるので俗説との説もあり)。

 歩いたのは大源太キャニオンの終点から大源太山、七ッ小屋山と縦走し、謙信ゆかりの道を下山するという周回コース。大源太山への登路は尾根筋に出るまでが、四つん這いを強いられる我慢の急登続き。前日の雨で滑りやすく木々の根っこや固定ロープには随分とお世話になった。

 苦労したのは謙信ゆかりの道。歩く人が少ないせいか、踏み跡薄く少々荒れ気味。草に覆われた根っこに躓いてヘッドスライディングしたり、急坂の泥濘で尻餅をついたりと散々だった。

 それでも主脈から離れた大源太山は、祭日にも関わらず出会ったのは二人だけと期待通り静かなもの。抜ける様な青空の下、赤く染まったナナカマドが点在する初秋の谷川岳を大いに満喫できた。もちろん泥まみれになった体も放っては置かない。大源太川で洗い清め、気分同様、体もスッキリさせて帰宅の途に就いたのだった。

行動時間 6時間30分



ここを渡渉しスタート バランスを崩さないよう慎重に渡る
 帰路ここで泥を落とした



ロープの掛かった登山道 こんな急坂が延々と続く



早速ナナカマドがお出迎え



七ッ小屋山方面を望む



大源太山 このアングルでは全然マッターホルンらしくない



もう一息、、、



と思ってからが長かった



2年ぶりの頂き



武能岳 後方には谷川岳のお歴々



朝日岳 後方には巻機山



ロープを頼りに七ッ小屋山への鞍部へと下る



振り返るとこの雄姿



もう一度振り返る



2年前には刈り払いされておらず下半身ずぶぬれとなった。関係者のご尽力に感謝。



七ッ小屋山は色づき始め



大源太山が眼下に



七ッ小屋山の頂き



3年前に馬蹄形縦走したとき、この景色は「気が遠くなる思い」でしかなかった



朝日岳から白毛門にかけての眺め



気持ちの良い笹原



謙信ゆかりの道はこんな踏み跡



シシゴヤノの頭から大源太山の見納め



周回完了



 
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