編笠山  2524m 山梨・長野県      
 

2020年7月13日(月)

 
一合目スタートの富士登山から3週間。登り始めてすぐに激痛が走った左足脹脛は、その後毎日励行している10Km程度のウォーキングでは痛みを感じることは全くなくなった。軽度の肉離れであれは概ね3週間で快癒するらしいので、そろそろ潮時かもと、梅雨明け後の夏山に備えて山歩きを再開することにした。

 梅雨前線が居座って連日雨降りが続く中、多少の晴れ間が期待できそうなこの日、お気に入りのトレーニング・フィールド、南八ヶ岳へと向かった。観音平からの編笠山から権現岳、更に三ツ頭へと縦走するのがお決まりのコースだ。

 午前4時30分、まだ薄闇に包まれた観音平を後にする。歩き初めから暫くは笹原の中の緩い登り。左脚の調子をチェックしながら、少しずつペースを上げて行く。日々のウォーキングが功奏しているのか、調子は上々。意識せずとも足は前に前にと快調に動いてくれる。


笹原の中を緩々と登る


 押手川の分岐まで1時間20分、標準CTを3割下回ることが出来たので老骨の私としては上出来だ。しかし調子が良かったのはそこまで。斜度が増してゴロゴロした岩を乗り越えるようになると、左脹脛に不快な違和感を覚ええるようになった。それが歩き続けるほどに次第に鈍い痛みへと変化してきた。


この雰囲気が好き



これも



これも


 そしてついに爆弾炸裂。岩を乗り越えようと左足を踏ん張った途端、脹脛に焼け火箸を突っ込まれたような激痛が走ったのだ。少し休んで再び歩き出すが、痛くて二三歩が限界。今回は富士山の時のように痛みを抑えて歩くことは、とても出来そうにない。GPSを見ると編笠山山頂まで余すところ300m、標高差140mと指呼の距離。もとよりピークハントが目的ではないので未練は無い。しかし、新型コロナに加えて今度は足の故障と、山がどんどん遠ざかるようで気分が塞ぐ。

 しばらく足を休めた後、びっこを引きながらスロー・ペースで来た道を戻り始めた。左足が使えないとなると、どうしても右足中心の歩きになる。暫くすると右の太腿がぱんぱんになり、更に荷重を一手に引き受けた右膝までおかしくなってきた。これは過去何度か経験した良くあるパターン。どこかでバランスが崩れると体全体に影響が及んでしまうのだ。


辛く長~い下りだった


 それでも登りに要した時間以上の時間をかけて何とか無事下山。私の可哀そうな左脹脛、さてどうしたものか。専門医に相談したいのは山々ながら、医療現場でのコロナ感染リスクは避けたいし、、、とは言え、何もしない訳にはいかない。意を決して近くの整形外科へと出向いた。診察結果は「左腓腹筋損傷」。腓腹筋の筋繊維がアキレス腱とつながる辺りで損傷している由。ちなみに症状の無かった右足の腓腹筋にも同様の兆候が見られるとのことでびっくり&がっくり。オーバーユースに加え、老化で筋肉が固くなっていることが背景にあるらしい。いずれにせよこれで山は暫くお預けとなってしまった。当面はリハビリに専念するしかない。Drのお許しが出たら、軽めのお山で肉離れ再発防止に効果があると評判の脹脛サポーターでも試してみようか。。。



行動時間 4時間10分


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