2022年3月30日(水)
毎年恒例の南会津詣で。昨春は、会津駒ヶ岳から御神楽沢、大戸沢岳に登り返して中ノ沢という二本の沢滑降を計画したが、凍結バーンと融雪増水でどちらも敢え無く断念。今年こそはということで群馬のKさんとともに再挑戦。ラニーニャがもたらしてくれた大雪と気温上昇のおかげで、見事リベンジ達成でき、極上ザラメも味わえて大満足の春スキーとなった。
厳冬期とは厳しさと困難さの点で一線を画す春山のスキー。天候に恵まれさえすれば厳冬期のように身構えることなく、うららかな日差しの下で白銀の山々を駆ける喜びを味わうことができるのだ。累積標高1800m弱、沿面距離15Km越えは、流石に老骨に堪えるが、こんな愉しい遊びをまだ諦めるわけにはいかないな。
会津駒ヶ岳登山口の様子 今年は残雪豊富
水量はそれほどでもない 昨春は雪解け水が激流となって渦を巻いていた
夏道の階段を登ってすぐにシール登高にしてみたものの、、、
雪切れと急斜面でシートラに換装を余儀なくされる
このブナ林の雰囲気がとても気に入っている
本日の私のスタイル UVカット帽子に沢用ヘルメットで暑さ対策
標高が上がるにつれオオシラビソの森に
燧ヶ岳が登場
会津駒ヶ岳ロックオン 青と白のツートン世界を行くKさん
尾瀬をバックにハイクアップする私
同 Kさん
会津駒ヶ岳山頂 山頂標識は雪の下
越後三山
滑降する御神楽沢 凍結ゼロの熟成ザラメ
御神楽沢の下降点から登り返す大戸沢岳
中門岳を正面に見ながらKさん滑降スタート!
圧巻の巨大雪庇
非日常の世界
余り長居はしたくないところなので、、、
さっさと落ちる
さらに落ちる
私も行く
その結果がこれ
沢幅は狭くなったり、、、
広くなったり
雪砂漠を進んでいき、やがて1750m地点に到着、ここから大戸沢岳へと登り返す
標高差340mの登り返し 風が通らず灼熱地獄
登り返しの途中から源頭部につけた足跡を遠望
大戸沢岳山頂に到着 会津駒ヶ岳を振り返る
三岩岳への稜線を少し進んで、、、
中ノ沢めがけて滑降する私
同 Kさん
これぞ山スキーの醍醐味
小休止 三岩岳を眺めるKさん
さらに滑降を続けると、、、
デブリとクラックの入った喉に ここは一人ずつ慎重に
下部には一面に広がるデブリ
核心部を抜けたとホッとしていたら、、、
真新しいデブリが沢を埋め尽くしていたり、、、
冷や冷やしながら、かろうじて残ったSBを渡ったりで何とかドボンせずに帰還
Activity 8hrs15Min
Gear Voile V6BC 163cm / Scarpa F1 Tr、G3minimist 110mm
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